対象読者は?
- WiFiの電波強度を測定したい人
何が書かれている?
- iOSで、電波強度を測定する方法
- Androidで、電波強度を測定する
仕事で、WiFiの電波強度を測定、調査する機会があったので記載します。
WiFiの電波強度を測定する値。RSSI値について
今回調査で使用した測定値は、RSSIになります。
RSSI(Received Signal Strength Indicator)
「受信信号強度」と呼ばれるものです。
受信機入力(今回であれば、携帯端末)に入る受信信号の強度を示す数値を示します。
携帯端末の電波が3~4本表示されていますが、それを表示する値です。
0に近いほど電波強度が高く、
-100に近いほど電波強度が低い状態です。
個人的に調査した結果
Androidの場合、
- WiFiマーク3本:0 ~ -54d
- WiFiマーク2本:-60 ~ -75
- WiFiマーク1本:-90 ~
iOSの場合、
- WiFiマーク3本:0 ~ -41d
- WiFiマーク2本:-55 ~ -65
- WiFiマーク1本:-65 ~
Androidの方が、ゆるくiOSの方が厳しいように感じました。
WiFiの自動接続は、
Androidの場合はWiFiマーク1本でも接続しに行くけど
iOSは、WiFiマーク3本にやってやっと接続しに行く、、、ように感じられました。
どちらがいいかは人によりますが、個人的には電波のいい状態で接続しに行くiOSの方が使いやすい、、かな。
Androidで電波強度を測定する方法
今回私が調査した端末は、Android Oneです。
端末によって操作手順が若干異なりますのでご注意を。
準備:開発者モードをONにする
- 「設定」をタップする
- 「システム」をタップする
- 「端末情報」をタップする
- 「ビルド番号」を7回近く連打する。
開発者向けオプションをタップする
- 「設定」をタップするする
- 「システム」をタップする
- 「詳細設定」をタップする
- 「開発者向けオプション」をタップする
Wi-Fi詳細ログの有効化をONにする
- 画面上部のスイッチをONにする
- Wi-Fi詳細ログの有効化をONにする
ネットワークの表示内容が変わっていることを確認する
設定自体は、これだけです。表示内容の確認方法は以下です。
- 「設定」をタップする
- 「ネットワークとインターネット」をタップする
- 「Wi-Fi」をタップする
この画面に表示されているrssiの部分が電波強度です。
iOSで電波強度を測定する方法
Androidは、設定からRSSI値が表示されるのに対してiOSはアプリをインストールする必要があります。
AirMacユーティリティというアプリで公式のアプリになります。
AirMacユーティティのインストール
AirMacユーティリティをインストールしてください。
AirMacユーティリティの設定値を変更する
- 「設定」をタップする
- 画面下部に表示されているアプリ一覧から、「AirMacユーティリティ」を探し出してタップする
- 「Wi-Fiスキャナ」のスイッチをONにする
アプリを起動して、RSSI値を確認する
アプリを起動します。
ここまでの設定を行うと、右上の「Wi-Fiスキャン」が表示されているはずなのでタップします。
(逆に設定がされていないと「Wi-Fiスキャン」は表示されていないはずです)
右上の「スキャン」をタップします。
スキャンが完了すると、Wi-Fi一覧が表示されます。
調査対象のSSID名を確認してみてください。
RSSI値が表示されています。
まとめ
- RSSI値で電波強度を測定できる
- Androidは、設定からRSSIの値が確認できる
- iOSは、アプリをインストールしないとRSSIの値が確認できない
色々調査をしていると、どれくらいでWi-Fiに自動接続されるのか、自動切断されるのかなどがわかって面白かったです。確認自体は簡単にできるので是非、ご自分でも試されてみてください。