
対象読者
- Chromeの拡張機能について知りたい
- コンテキストメニューについて知りたい
何が書いてある
- コンテキストメニューの使い方
右クリックで表示されるメニューのことです。
Chrome拡張機能のコンテキストメニューを使用すると、
メニュー一覧に項目が表示されクリックすると
自分が作成した処理を動かすことができるようになります。
拡張機能を読み込み、または再読み込みした時点で
コンテキストメニューを登録します。
登録したら、「コンテキストメニューが登録されました」のアラートが表示されます。

右クリックして、メニューを表示すると登録したコンテキストメニューが表示されます。

メニューをクリックすると、「クリック」とアラートが表示されます。

manifestファイル
{
"manifest_version":2,
"name":"Chrome ex page action",
"version":"1",
"permissions":["declarativeContent"],
"background": {
"scripts": ["background.js"]
},
"permissions": [
"contextMenus"
]
}
マニフェストで「contextMenus」権限を許可するよう宣言する必要があります。
これを許可することで、メニュー一覧に表示できるようになります。
公式ページはこちら
background処理についてはこちらの記事を参照してください。簡単にまとめています。

JavaScriptファイル
chrome.contextMenus.create({title: "hoge", onclick: test}, function(){
alert("コンテキストメニューが登録されました");
});
function test(){alert("クリック")};
ここでポイントになる処理は2つ!
1. バックグランド処理が動いたタイミングでコンテキストメニュー項目を作成します
つまり、ここで右クリックの中にあるメニュー項目を作ってるわけです。
作成が完了したタイミングで、「コンテキストメニューが登録されました」とアラートが出ます。
この処理は、バックグランドページで処理されるので拡張機能が読み込まれた時、リロードされた時に呼び出されます。
2. コンテキストメニューが登録された時の処理
onclickの部分に注目です。
testというメソッドが呼ばれています。
これは、作成したコンテキストメニューがクリックされた時の処理を登録してます。
なので、コンテキストメニューがクリックされるとtestメソッドが呼ばれ
「クリック」とアラートが出ます。
拡張機能に専用のイベントリスナーが用意されています。
それを使えば、上記の処理(testメソッドの部分)を書き換えることができます。
クリックしたら、メソッドの中の処理が呼ばれます
chrome.contextMenus.create({title: "hoge"}, function(){
alert("コンテキストメニュー登録完了");
});
chrome.contextMenus.onClicked.addListener( function(){
alert("クリック");
});

コンテキストメニューを使う方法を簡単にまとめると
・バックグランドページ処理で、コンテキストメニューを登録する
・コンテキストメニューをクリックした時の処理を書く
合わせて、拡張機能専用のメソッドが用意されているのでそれを使えば
もっと綺麗に処理がかけます。
ソースコードはこちらに記載してます。
https://github.com/satoNobu/chrome_ex/tree/context_menu
拡張機能については以下の記事にまとめていますので参照ください。
